2015年11月5日木曜日

ハムカツを厚切りにするような店は料理をわかってないし厚切りハムカツを頼む客は味のわからないバカ舌だ

誰がハムカツを貧乏な食べものにしたのか
串揚げ

ここ10年ほどだろうか、居酒屋などにいくと「厚切りハムカツ」というバカみたいな食べものがある。その「厚切り」という文句からは

分厚くて贅沢でしょ
ちょっとゴージャスでしょ
子供のころこういうの食べたかったでしょ
昭和の学校給食は貧乏じみてたからね

というメニュー担当者からの邪悪なウィスパーが聴こえてくる。『いいんだよ、好きなだけ食べて』と抱きしめてくれようとする。要らんわボケ!大人買いよろしくハムカツも厚くて大きくすればいいのか。誰だそんなもの求めているやつは!

辛辛魚ラーメンで有名な石神井公園のラーメン屋「井ノ庄」のとなりにできた「居酒屋とおるちゃん」という店がある。
居酒屋とおるちゃん

突き出しの小鉢料理以外はほぼ串揚げのみをメインにしている店だ。
突き出し

メニューにバナナの串揚げがあることからも、この店が本物だとすぐ分かる。
メニュー

そしてもうひとつ上のメニュー表で気づいたことはないだろうか?
ペラペラハムカツなるものがあるではないか!

おまえらが厚切りハムカツなんてくだらないものを許容してるから、こういう本物のハムカツを出す店がわざわざ「ペラペラ」と書かねばならんのだ。どうだこの貧乏ったらしい名前は!

ハムカツとは本来こういうペラペラのスライスハムを使うものだ。
ハムカツ

それをわざわざ「ペラペラハムカツ」という呼称にさせるほどいまや巷のハムカツは厚切りがあたりまえになってしまったのだ。嘆かわしい。

子供のころお腹いっぱい食べられなかったならそれは仕方ない。
しかし求めていたのは厚切りのハムカツなのか?本来スライスであるはずのものが厚切りになってしまっては歯触りも食感も違うまったく別の食べものだろう。チーズバーガーに薄いペラペラのスライスチーズしか入ってないからといって雪印6Pチーズを入れて欲しいという客がいるだろうか。厚切りハムカツとはそういうことなのだ。作るほうも食べるほうもまったくハムカツをわかっていない。

お腹いっぱいハムカツを食べたいなら枚数を増やせばいいだけなのだ。

ちなみに居酒屋とおるちゃんではペラペラハムカツとは別に、スパムも用意している。この店は本当にわかってる。
スパム

こういうお店にわざわざペラペラハムカツと書かせるようなおまえらはハムカツをまったく分かってない。スライスハムの尖った角に頭をぶつけて痛い目にあってしまえ。さて、ひとしきり毒吐いたから本物のハムカツでも食いに行くか。

事後追記:
ブログ記事を公開したところ、さっそくツイッターでお笑い芸人のエッグ矢沢さんからコメントいただいた。



そうそう!
ソースかけるので思い出したのだが、ハムカツに貧乏くささがあるとすれば、トンカツの代用食品として存在するときだろう。衣がついてソースをかけて食べる揚げものという点では同じだが、中身がスライスハムか豚肉かでは大違いである。そういう意味からも厚切りハムカツというのはペラペラハムカツの大人買いバージョンとしてはまったくお門違いであることが分かる。

雪印 6P チーズ