2015年12月1日火曜日

KORG iDS-10 衝撃の登場!伝説のニンテンドーDS版とはどう変わった?ボコーダーも搭載の本格シンセサイザー&シーケンサーアプリ

KORG DS-10といえば私が楽器ガジェットの類に入れ込むキッカケになった2製品のうちのひとつです。(もうひとつは KORG Kaossilator )。以下の動画のように、ニンテンドーDSで簡単に曲作りができてしまうというものです。


昨年、DSN-12という大幅アップデート版も登場いたしました。


が、それらはあくまでもニンテンドーDS(DSi、3DS)というプラットフォームでのこと。楽器アプリの主戦場はもはやiOSデバイスに移って久しいのですが、満を持して今日ついに「KORG iDS-10」がリリースされました。名前のあたまに「i」が付加されました。下図は起動画面のキャプチャ
KORG iDS-10 for iPhone Splash screen

そもそもが伝説の名機 MS-10 実機をシミュレートしたものなので、iMS-10 ではなくあえて iDS-10 という名称でいいのかという気もしましたが、なぜ DS-10 の方を選んだのかは起動してみれば一目瞭然、基本的に DS-10 を踏襲したものなのですからね(iPad用のアプリとしては、MS-20に準じた iMS-20 という製品も)。以下、はじめて触ってみた動画レビューでございます。
KORG iDS−10 伝説のニンテンドーDSソフトをiOSで!ヴォコーダーも新搭載のiPhone用本格シンセサイザー・シーケンサー


ご覧いただいてお分かりかと思いますが、ユーザーインターフェイスの至るところがiOSデバイス向けに変更されていますね。そしてなんといっても目玉は、ニンテンドーDS版にはなかったヴォコーダー(VOICE)機能です。そのあたりも含めて、画像を見ながらおさらいしていきましょう。

まずこちらが iDS-10 起動時に現れる MAIN 画面となっております。
KORG iDS-10 Main screen

ずいぶん DS-10 とは違うものになっています。縦軸がそれぞれのシンセサイザー、上から順に SYN1、SYN2、VOICE、DRUM となっています。横軸はパターンが並びます。どういうシーケンスを打ち込んであるのか、またVOICEにどういったテキストが入っているのか(後述)といった一覧性がとても高くなっていますね。

SYN1またはSYN2のボタンをタップすると、下図のようなおなじみのシンセサイザー画面になります。
KORG iDS-10 synth knob

ただこれ少し違うのは、上出の DSN-12 同様にオシロスコープが装備されました。また、画面遷移することなく横スクロールさせることでパッチングやエフェクト(下図)も表示させることが可能になっています。
KORG iDS-10 Patching

最下部には鍵盤が常時表示されているのも良いですね。またこれは Smart Keyboard と呼ばれており、iOS版のGarageBandと同様にスケールを設定して使用することができます。たとえばスケールタイプ Maj2 / Dキー に設定すると鍵盤の配置は以下のように変化します。
KORG iDS-10 smart keyboard

どう弾いても音を外さないようにもなるというわけですね。で、それはむしろ KAOSS モードの十八番では?と思いますよね。もちろんカオスなX-Yパッドでの演奏も可能となっています。指が触れた場所が凹むようなビジュアルエフェクトは、ニンテンドーDSのスクリーンを想起させますね。
KORG iDS-10 Kaoss Pad

ニンテンドーDS版と同様に、KAOSSモードでもシンセのパラメーターをX-Yパッドにアサインして演奏することもできますよ。
KORG iDS-10 Kaoss parameter

シーケンサーのピアノロール画面は、ずいぶんとカッコよくなりましたが、iPhone 6 Plus の大画面をもってしても、これは指先ではちょっと扱いにくいかなと感じました。iPad Air にもインストールして試したところ、そのサイズ感でちょうど良いくらいかなと。
KORG iDS-10 Sequencer

上図シーケンサー画面左下には CLEAR ボタンが装備されて一括でノートを消去できます。
KORG iDS-10 CLEAR

その CLEAR ボタンの上には NOTE というボタンがありまして、それは現在ノート表示であることを示してますが、これをタップしてやることで、GATE(ゲートタイムの設定)、VOL(いわゆるベロシティ的なノートごとの音量設定)、PAN(パンニングの設定)へと順に画面が遷移していきます。

GATE
KORG iDS-10 GATE

VOL
KORG iDS-10 VOL

PAN
KORG iDS-10 PAN

という感じで、ニンテンドーDS版とはボタンレイアウトや画面遷移が異なる部分もあるので今のところ戸惑いながら使っています(笑)

さて、このアプリの目玉であるVOICEことヴォコーダー機能。
上の動画をご覧いただいたほうが動作は分かりやすいかと思うので、文章での解説はいろいろ割愛しますけども、iPhone App ヴォコーダーとしてはとても気軽に扱える部類で、パラメーターも最低限ながらロボットボイスやコーラス・SE的に使うには必要十分だと感じました。
KORG iDS-10 Vocoder

基本的には 従来の iPhone App ヴォコーダーと同様に、英文テキストを入力することで発声するという解決法(iPhoneはマイク入力まわりがややこしい)が用意されています。これはパターンごとに違う文言を持たせることができますが、どのパターンにどういう内容が保存されているかは MAIN 画面からも参照できてとても便利です。

また、事前に録音した自分の声なども利用することができます。日本語を発声させたい場合はその方が向いているでしょうね。
KORG iDS-10 Vocoder rec
ただし録音した場合には MAIN 画面で参照できるのは単に REC となってしまうようです。

さてシンセ最後はドラムです。
あらかじめ KICK、SNARE、HIHAT1、HIHAT2、TOM、PERC(パーカッション)と用意されてまして、それぞれの音色エディットは1画面(要スクロール)でできてしまいます(下図)。これは大きな改善と言えますね。
KORG iDS-10 Drum Synth

なお操作性については、iMS-20 でも感じていたのですが、ニンテンドーDSのタッチペンにはかないませんね。各種ノブの回転動作については SET 画面右下のほうに設定がありまして
KORG iDS-10 SET

LINEAR または ROTARY を選択できるようにはなっています。ここで LINEAR を選択しておくことで、ノブを一度タップすると下図のようなスライダーが表示されて幾分マシな状態にはなります。(でもタップ動作を挟むのはちょっと面倒)
KORG iDS-10 Knob linear

<追記> ROTARY のときでもスライダーは表示されるようです。</追記>

ミキサー画面もずいぶんカッコよくなりましたね。
KORG iDS-10 mixer

こちらはパターンプレイの画面
KORG iDS-10 Pattern play

パターンは最大32個まででしょうか?
この画面でもミュート・ソロといった抜き差しができます。

あと SONG モードもありますが、そこはニンテンドーDSのほうと同じような感じ。
KORG iDS-10 SONG

ただし、ソング上でトラックごとのミュート・プラグラムができてしまう!これは作れる曲の幅がとても広がります。
KORG iDS-10 SONG MUTE

ほかに新機能としてはメールでデータをやり取りできるようにもなりました。
以上、どのへんがニンテンドーDSから変わってどこが新しくなったのかをお伝えしましたけども、最後にひとつ謎の画像を貼っておきます。ミステリービンゴだそうです。一体なんなんでしょうね?
KORG iDS-10 bingo